キユーピーは12日、ベビーフードと幼児食を含む育児食全72品目の生産を、2026年8月末に終了すると発表した。育児食は1960年に発売しており、当時と比べると日本国内は少子化が進行。販売数量の低迷に加え、原材料やエネルギー価格の高騰などで事業環境が悪化していた。
瓶入りの「野菜入りチキンライス」、レトルトパウチの「やさいとなかよし ミートソース」などが対象となる。キユーピーは「設備投資などあらゆる検討を重ねて立て直しを図ってきたが、品質を維持しつつ生産を継続することが困難と判断した」と説明した。