12日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=143円台後半で取引された。
午後5時現在は前日比1円25銭円高ドル安の1ドル=143円87〜88銭。ユーロは10銭円安ユーロ高の1ユーロ=165円82〜86銭。
11日に発表された5月の米消費者物価指数(CPI)の前年同月比上昇率が市場予測を下回り、米国のインフレ沈静化への期待が高まった。米長期金利が低下したことから日米金利差の縮小が意識され、ドル売り円買いが進んだ。
市場では「中国のレアアースを巡る米中貿易協議の先行き不透明感や、日経平均株価の下落も比較的安全資産とされる円買いを誘った」(外為ディーラー)との見方があった。