福岡市の市立小学校で4月に提供された給食(福岡市教育委員会提供)

 福岡市は、市立小中学校の給食メニューに関し、有識者による検討組織の設置も含め改善策を協議する方針を決めた。市教育委員会が12日、明らかにした。物価高騰で食材費が値上がりする中、主菜が鶏の唐揚げ1個だけとなっている市立小の給食写真が、SNS上で批判を浴びていた。

 市教委によると、批判が出た給食は4月に提供。お皿の真ん中に唐揚げが1個あるほか、ごはん、みそ汁、牛乳1パックのメニューに対し、SNS上で「唐揚げを増やせ」「もっと量を出せ」などの批判があった。

 市教委担当者は「貧相に見えてしまった。見せ方も大事だった」と話した。カロリーと栄養バランスの基準は満たしていたという。