墜落した旅客機の残骸=12日、インド・アーメダバード(CISF提供・AP=共同)
 12日、インド西部アーメダバードで、旅客機が墜落し立ち上る煙(Mohan Nakum提供、AP=共同)

 【ニューデリー共同】インド西部グジャラート州アーメダバードで12日、エア・インディアの旅客機が空港を離陸直後に付近の住宅地に墜落、炎上した。英ロンドン近郊のガトウィック行きで、乗客乗員は242人。ロイター通信によると240人以上が死亡、英国人乗客1人が生存していた。地上の人も多数巻き込まれた可能性があり、当局が詳しい被害状況や事故原因を調べている。

 アーメダバードには日本企業が進出しているが、在インド日本大使館によると、日本人の被害情報はない。ロイターによると、インド警察は死者は290人以上としていたが、240人以上に訂正した。米運輸安全委員会(NTSB)と英国の航空事故調査当局はそれぞれ、調査支援チームをインドに派遣すると発表した。

 墜落したのはエア・インディア171便ボーイング787。最新鋭機種で、これまでに死者を伴う事故は起きていなかった。航空機を追跡する民間ネットワーク「フライトレーダー24」によると、事故機は9、10日に羽田空港に寄っていた。