全米さくらの女王のマリサ・ボワカムさん(左)からトランプ米大統領の親書を受け取る石破首相(中央)=12日午後、首相官邸

 石破茂首相は12日、全米さくらの女王のマリサ・ボワカムさん(23)と官邸で会い、トランプ米大統領が「桜は両国をつなげる象徴だ。世界平和と繁栄のため協力しよう」と記した親書を受け取った。首相は、カナダで開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて開催予定の日米首脳会談に触れ「日米の信頼がさらに深まるよう頑張りたい」と述べた。

 日本への留学経験があるボワカムさんは「1912年に日本が米国に贈った桜の木は、今も両国をつなげています」と日本語であいさつした。