12日、インド西部アーメダバードで旅客機が墜落した現場で作業する救急隊員ら(AP=共同)

 【ニューデリー共同】離陸直後の機体は揚力を得られないかのようにゆっくりと下降して住宅地に消え、次の瞬間、オレンジの大きな炎が上がった。インド西部アーメダバードで起きた12日の航空機事故。黒煙が空高く立ち上り、墜落現場の建物や地面は黒焦げに。駆け付けた消防士らが懸命に救助活動に当たった。

 地元メディアは墜落の瞬間を捉えた映像を繰り返し伝え、交流サイト(SNS)上にも現場周辺とみられる画像や動画が多く投稿された。機体の破片のような黒焦げの物体が散らばり、尾翼部分か、大きな残骸が建物の上部にのめり込むように乗りかかっていた。