全国農業協同組合連合会(JA全農)は13日、3〜4月の競争入札で落札した政府備蓄米約29万6千トンのうち、12日時点で56%(約16万6千トン)を出荷したと発表した。3月入札分は75%(約15万トン)、4月入札分は16%(約1万6千トン)を出荷した。卸売業者から出荷依頼があった分は既に全量を届けたという。

 地域別の出荷済み数量は、関東甲信向けが最多の約5万8千トンで、近畿が約3万トンで続いた。北海道は約8千トン、東北は約1万7千トン、北陸は約8千トンだった。東海は約1万6千トン、中四国は約1万1千トン、九州は約1万7千トンとなっている。

 JA全農が落札した備蓄米は既に全量の出荷先が決まっており、依頼に応じて出荷している。