くら寿司が13日発表した2025年4月中間連結決算は、純利益が前年同期比50・5%減の19億円だった。コメや魚などの仕入れ価格や人件費の上昇が響いた。売上高は1・3%増の1176億円で、中間決算としては過去最高を更新した。大阪・関西万博で提供するメニューの一部を全国で販売したことが利用客を増やした。
大阪・関西万博の店舗では、約70カ国・地域の料理を再現したメニューが人気を集めている。5月の売上高は他の店舗と比べて6〜7倍で、大阪市内で記者会見した岡本浩之取締役は「予想を上回る売り上げだ。予約が取れない状況で、うれしい悲鳴だ」と述べた。