週明け16日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=144円台前半で取引された。

 午後5時現在は前週末比38銭円安ドル高の1ドル=144円17〜20銭。ユーロは1円09銭円安ユーロ高の1ユーロ=166円94〜98銭。

 イスラエルとイランの交戦に伴う中東情勢の緊迫化で「有事のドル買い」が進行。米長期金利の上昇による日米金利差の拡大観測も円安につながった。

 一方、市場では日銀の金融政策決定会合の結果公表と植田和男総裁の記者会見を17日に控え「利益確定のドル売りもあった」(外為ディーラー)との声も聞かれた。