東京地裁は16日、複数の金融機関から融資金計22億円をだまし取ったなどとして、詐欺と特別背任の罪に問われた太陽光発電関連会社「テクノシステム」(東京都港区)社長の生田尚之被告(51)の保釈を許可する決定をした。被告は同日、保釈保証金3千万円を納付し、東京拘置所から保釈された。
2021年5月に東京地検特捜部に逮捕され、勾留が続いていた。24年11月の初公判では無罪を主張し、審理は継続中。
被告は、取り調べで担当検事から「検察庁を敵視するってことは反社(反社会的勢力)や」などと言われ、黙秘権や人格権を侵害されたとして、国に1100万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。