記者会見する自民党の森山幹事長=17日午前、東京・永田町の党本部

 自民党の森山裕、公明党の西田実仁両幹事長は17日、東京都内で会談し、日米関税交渉や緊迫化する中東情勢など山積する課題を踏まえ、政治空白をつくるべきではないとの認識で一致した。国会会期末が迫る中、立憲民主党の内閣不信任決議案提出をけん制する狙いがあるとみられる。

 石破茂首相は、内閣不信任案が提出されれば衆院解散に踏み切る意向を周囲に示している。立民内では、関税交渉の決着が見通せない中で、政治的混乱を招くのは避けるべきだとの意見もあり、野田佳彦代表は慎重に判断する構えだ。