国税庁は19日、青森県の清酒を、国が地域ブランドとして保護する「地理的表示(GI)」に指定したと発表した。地元の水と米を使うなど基準を満たしたものは産地名を独占的に名乗ることができ、GIの表記使用が認められる。

 国税庁によると、冬の厳寒を生かした低温でゆっくりとした発酵により、まろやかな口当たりとすっきりとした後味を感じられるのが特徴。約400年前から酒造りが行われていたとされ、豊富で良質な伏流水に加え、冷涼な気候に適した酒米やオリジナルの酵母も開発されているという。

 酒類のGIは1995年に指定されて以降、各地で指定が進んでいる。