【ロンドン共同】親パレスチナ団体の活動家2人が20日、ロンドン郊外にある英空軍基地に侵入し、軍用機2機に赤い塗料を吹き付けるなどして損傷させたと明らかにした。パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルに対する英政府の対応への抗議だと主張している。

 BBC放送などによると、英政府は「破壊行為だ」と非難、同団体をテロ組織と見なし、活動を禁止する方針という。警察と国防省が捜査を進めている。

 同団体は声明で、英政府はイスラエルを非難しながらも「軍事物資の輸送を続けている」などと主張。「英国は単なる共犯者ではなく、ガザでの大量虐殺や中東での戦争犯罪に積極的に加担している」と批判した。