【モスクワ共同】アルメニアのパシニャン首相が20日、トルコの最大都市イスタンブールを訪問し、エルドアン大統領と会談した。歴史的対立から隣国ながら両国には外交関係がなく、アルメニア政府によると、両首脳は関係正常化などについて協議した。
トルコはアルメニアが係争地ナゴルノカラバフを巡り対立してきたアゼルバイジャンの軍事、経済上の後ろ盾。両首脳は、2023年9月のアゼルバイジャンによるナゴルノカラバフ全域支配後に始まった和平交渉についても話し合った。
19世紀末から20世紀初めにトルコが自国内のアルメニア人を迫害し、150万人が殺害されたとの説もある。