【テヘラン共同】「米国に報復すべきだ」「戦火が拡大するのが恐ろしい」。米軍がイランの核施設を攻撃した22日、イランの首都テヘランの市民は取材に対し、ついにイラン本土を攻撃した米国に対する怒りと、さらなる交戦激化への恐怖が入り交じった複雑な心境を吐露した。

 国営イラン通信は米軍攻撃の数時間後、核施設がある中部フォルドゥ周辺の様子を動画付きで報じた。核施設近くから空高く立ち上る黒煙が確認できる。付近住民は攻撃の瞬間、数回の爆発音を聞いたと語った。

 会社員アレズ・ファハディさん(35)は「あと数日で普通の生活に戻ることができると思っていた。もう平和は当分望めないだろう」と話した。