【イスタンブール共同】イランのアラグチ外相は22日、トルコ・イスタンブールで記者会見し、米軍の核施設攻撃を受けた対応について「選択肢はたくさんある」と述べ、中東の米軍基地への報復や、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡封鎖の可能性を排除しなかった。「核拡散防止条約(NPT)はわれわれを守ってくれなかった」と訴え、脱退をちらつかせた。
米軍の攻撃は「前代未聞の重大な国際法違反だ」と強く非難。「沈黙することは世界をかつてないレベルの危険や混乱に陥れる」と訴え、国際社会に迅速で断固とした対応を講じるよう呼びかけた。イランは主権を守るため行動すると述べた。