【エルサレム共同】シリアの国営通信によると、首都ダマスカスにあるキリスト教の教会で22日、爆発があり、22人が死亡、50人以上が負傷した。暫定政府の内務省は、過激派組織「イスラム国」(IS)による自爆テロと断定した。シリアでは昨年12月のアサド政権崩壊後、宗教・宗派間の対立が続いており、治安の安定が課題になっている。
内務省によると、ISメンバーが教会に侵入し、住民らを銃撃した後、自爆した。ロイター通信によると、政権崩壊後、ダマスカスで自爆テロが発生したのは初めて。
ISは米軍などによる掃討作戦を受けて弱体化したが、シリアでは治安部隊などとの交戦が散発的に起きている。