【ハーグ共同】スペインのサンチェス首相は22日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の防衛支出を国内総生産(GDP)比5%とする目標を巡り、スペインが求めていた同国を対象外とする例外措置について、NATO側と合意したと述べた。AP通信が報じた。
サンチェス氏は22日にルッテNATO事務総長と書簡を交わし、24〜25日のNATO首脳会議で合意が見込まれる5%目標の文書には「全ての同盟国」という文言は含まれないことになったと表明。
NATOはトランプ米政権の要求に沿った形で、防衛費をGDP比3・5%、軍関連インフラ整備などに同1・5%の計同5%の目標を提案していた。