【テヘラン、ワシントン共同】イランの国営通信は22日、米軍の攻撃に反発する保守強硬派が多数を占めるイラン国会が、原油輸送の要衝ホルムズ海峡の封鎖を求める方針を承認したと報じた。最終決定は国防・外交政策全般を統括する最高安全保障委員会(SNSC)または最高指導者ハメネイ師に委ねられる。
ペルシャ湾の入り口に位置するホルムズ海峡は、世界で1日に消費される原油の約20%が通過する供給の大動脈。原油輸入の9割以上を中東に依存する日本へのタンカーの8割が通過するとされる。封鎖されれば日本のエネルギー調達に大きな影響が出るのは確実だ。