週明け23日午前の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=146円台を付け、5月中旬以来約1カ月ぶりの円安ドル高水準となった。トランプ米政権によるイラン核施設攻撃を受け、「有事のドル買い」が進行した。

 午前10時現在は前週末比1円04銭円安ドル高の1ドル=146円44〜45銭。ユーロは77銭円安ユーロ高の1ユーロ=168円22〜29銭。

 イスラエルとイランの交戦に米軍の攻撃が重なり、中東情勢が緊迫化した。地政学的リスクの高まりを受け、市場では「基軸通貨で流動性の高いドルが買われやすい状況だ」(外為ブローカー)との声があった。