札幌市北区のコンビニ「セイコーマート北31条店」で昨年2月、店員の男女3人を刃物で刺し1人を殺害するなどしたとして、殺人と殺人未遂、銃刀法違反の罪に問われた無職宮西浩隆被告(45)の弁護人は23日、札幌地裁(井戸俊一裁判長)での裁判員裁判初公判で「被告は心神喪失の状態にあった」と述べ、無罪を主張した。
地裁によると、公判前整理手続きの結果、検察、弁護人とも統合失調症が影響したと認めた上で、刑事責任能力の有無などが争点となる。
起訴状などによると、昨年2月25日、コンビニの運営会社社員大橋恵介さん=当時(40)=の首や背中をナイフで複数回突き刺すなどして殺害した。