記者会見する原水禁の染裕之共同議長=23日午後、東京都千代田区

 原水爆禁止日本国民会議(原水禁)は23日、東京都内で記者会見し、今年の世界大会を7月26日から8月9日にかけて福島、広島、長崎で順次開催すると発表した。原水禁の染裕之共同議長は、イスラエルや米軍によるイランの核施設攻撃に触れ「世界で核の緊張が高まっている時だからこそ、運動の成果が問われている」と語った。

 福島大会(7月26日)は脱原発をテーマとし、原発事故の避難者も登壇する予定。広島大会(8月4〜6日)では日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の箕牧智之代表委員が被爆証言をする。長崎大会(7〜9日)では、国の援護区域外で長崎原爆に遭い被爆者と認められていない「被爆体験者」を取り上げる。