定例記者会見をする中日本高速道路の縄田正社長=24日午後、名古屋市

 中日本高速道路の縄田正社長は24日、東名高速道路などで4月に起きた自動料金収受システム(ETC)の大規模障害を受け、自身の報酬月額30%を3カ月間自主返納すると発表した。名古屋市で開いた定例記者会見で明らかにした。経営責任を明確にするためとしている。

 縄田氏は「障害が起きた時の危機管理の準備ができていなかった。おわび申し上げないといけない」と謝罪した。

 中日本高速道路と東日本高速道路、西日本高速道路の3社は障害が発生した際、料金所の制御バーを上げ車の流れを止めないようにし、料金も徴収しない再発防止策を23日発表している。