全国農業協同組合連合会(JA全農)で米穀事業を担当する金森正幸常務理事は24日、小泉進次郎農相が要請した農家からコメを直接買い取る方式について「地域の実情に応じた形で手法を検討するのが適切だ」と述べ、慎重に判断する必要があるとの考えを示した。
農家はJAに委託して卸売業者などに売り、売上金の一部を前もって「概算金」として受け取る方式が主流になっている。
大阪市で記者会見した金森氏は「買い取り販売と委託販売は生産者にとって(いずれも)一長一短がある」と指摘した。また、JAは委託販売だけではなく「買い取りの取り扱いも継続的にやっている」と話した。