国際平和や核兵器廃絶を訴えるシンポジウムに出席した国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長＝２４日午後、那覇市

　戦後８０年の節目に国際平和や核兵器廃絶を訴えるシンポジウムが２４日、那覇市内で開かれた。昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会（被団協）の田中重光代表委員（８４）や、国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長が出席した。

　田中氏と中満氏は、太平洋戦争末期の沖縄戦の戦没者を慰霊する２３日の沖縄全戦没者追悼式に参列し、沖縄県平和祈念資料館（糸満市）などを見学。田中氏は沖縄と被爆地の連携を強化する考えを示していた。