総務省消防庁は24日、熱中症により16〜22日の1週間に全国で8603人が救急搬送されたとの速報値を公表した。前週(9〜15日)の約9倍に増加。神奈川や大阪、沖縄など14府県で計18人の死亡が確認された。

 3週間以上の入院が必要な重症者は210人、短期の入院が必要な中等症は3032人だった。65歳以上の高齢者が5316人と全体の61・8%を占めた。発生場所は、敷地内を含む「住居」が40・3%で最多だった。

 都道府県別では、東京が896人で最多。愛知706人、埼玉648人と続いた。

 消防庁は小まめな水分補給やエアコンの適切な使用などの予防対策を呼びかけている。