15日に投開票された兵庫県尼崎市議選(定数42)で、最下位当選者から2・8票差で落選した諸派の現職田中淳司氏(50)が24日、選挙結果の無効を求め市選挙管理委員会に異議を申し立てた。市議選では二重投票などのトラブルがあった可能性が判明し、田中氏は無効票を含む全投票用紙の再点検を求めている。

 市選管は16日、二重投票が1件、二重交付が3件あった疑いがあると発表。所定外用紙で投票されるトラブルも3件判明した。田中氏は取材に対し「選挙でのミスについて納得のいく説明がない。説明のためにも再点検が必要だ」と話した。