前線の影響で、26日も日本の広い範囲で強い雨が降った。27日にかけても北日本などで大気の状態が非常に不安定になるとして、気象庁は落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう求めた。西日本は晴れの地域が増え、29日から7月1日は最高気温が35度以上の猛暑日になる所がある見通しで、熱中症対策も必要だ。
気象庁によると、低気圧から延びる寒冷前線が、27日明け方にかけて本州付近を通過。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、局地的に雷を伴って激しい雨が降る。
26日は奈良県五條市で3時間降水量が98・0ミリを記録し、同地点の観測史上で1位になった。