【ワシントン共同】米連邦最高裁は26日、人工妊娠中絶の権利を擁護する全米最大のNPOが運営する医院について、低所得者向け医療保障「メディケイド」の対象機関から除外した南部サウスカロライナ州の措置を認める判断を示した。医院にとって財政的に打撃となる。最高裁判断を受けて、ほかの保守的な州もこのNPOに圧力を強める可能性がある。
最高裁が2022年、中絶を憲法上の権利と認めた「ロー対ウェード」判決を覆してから24日で3年。保守的な南部の州を中心に中絶規制強化の動きが進んでいる。
NPOは「プランド・ペアレントフッド」。