4万円を回復した日経平均株価の終値を示すボード=27日午後、東京都中央区
 東京証券取引所

 27日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は4日続伸し、終値として約半年ぶりに節目の4万円を回復した。終値は前日比566円21銭高の4万0150円79銭。昨年12月27日以来の高値となった。米関税政策に伴う貿易摩擦激化への警戒感が和らぎ、輸出関連を中心に幅広い銘柄に買い注文が広がった。中東情勢悪化への懸念が後退したことも支援材料だった。

 東証株価指数(TOPIX)は35・85ポイント高の2840・54。出来高は約22億84万株だった。

 米報道官が「相互関税」の上乗せ分の一時停止期間を7月9日から延長する可能性があるとの認識を表明。米関税によって世界経済が減速するとの懸念が緩和した。

 イスラエルとイランの停戦が維持されていることも投資家が積極的に買い進める材料となった。