ラグビー日本代表の試合開始前に行われた、元日本協会専務理事の真下昇さんの追悼セレモニー=秩父宮

 アジア初開催となったラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会の招致に尽力し、4月3日に86歳で亡くなった元日本協会専務理事の真下昇さんの追悼セレモニーが28日、日本―マオリ・オールブラックスの試合前に行われた。国際ラグビーボード(現ワールドラグビー)理事、W杯招致委員会委員長などを歴任した功労者を悼み、ほぼ満員となった東京・秩父宮ラグビー場で黙とうがささげられた。

 会場の大型ビジョンでは、選手引退後にトップレフェリーとして活躍し、1987年の「雪の早明戦」など数々の名勝負で笛を吹いた当時の様子を紹介。懐かしむ観客から拍手が起こった。