4回、ピンチを切り抜けガッツポーズでベンチに戻る巨人のグリフィン=東京ドーム

 冷静沈着の言葉が似合う。来日3年目の巨人のグリフィンは28日のDeNA戦で、7回無失点で無傷の5連勝。規定投球回に届いていないが、防御率は0・92。190センチと大柄ながら、丁寧な投球が光る左投手は「一球一球、その時できることをやってきた結果」と謙虚に語った。

 0―0の四回、1死から連打され一、二塁となった。二回に安打を許していた宮崎に対し「ピンチの時こそ、呼吸を整えて次の球に集中する」と平静さを失わず併殺打に。この試合唯一のピンチだった。

 杉内投手チーフコーチが「まじめ」と評する性格で、年を重ねるごとに日本の野球に順応。昨季途中から固定された岸田とのバッテリーの相性も抜群だ。