任期満了に伴う兵庫県三木市長選は29日投開票の結果、無所属の現職仲田一彦氏(52)=自民、公明推薦=が、新人で政治団体「NHK党」の党首立花孝志氏(57)を破り、3選を果たした。投票率は44・41%で、前回を3・29ポイント下回った。
仲田氏は選挙戦で、子育て支援など2期8年の実績をアピール。29日夜、支援者らを前に「三木市民の民意と良識が問われる選挙だと訴えてきた。市をよく知る候補者に任せたいという思いは非常に強かったのではないか」と語った。
立花氏は斎藤元彦知事を応援する立場だとして「斎藤氏についてマルかバツか問わなければならない」と訴えたが、支持は広がらなかった。同日夜、ユーチューブの配信動画で「この結果は分かっていた」と述べた。
当初、出馬予定は仲田氏だけだったが、立花氏が告示直前、参院選出馬をいったん取りやめて立候補すると表明し、選挙戦となった。立花氏は落選した場合、参院兵庫選挙区で立候補するとしている。