東京都港区の虎ノ門エリアで進行中の大規模再開発事業で新たに誕生したオフィスビル「虎ノ門アルセアタワー」で30日、内覧会が開かれた。旧虎の門病院や国立印刷局、共同通信会館があった敷地に建てられ、ウェブ会議用の個室を備えた会員制のシェアオフィスや動画配信に適したラウンジなどを整備した。
ビルは2月に完成し、地上38階、地下2階建て。16〜37階が賃貸オフィスのフロアで、エントランスホールなどは大規模災害発生時に大勢の負傷者を受け入れる拠点にもなる。
ビルを管理する日鉄興和不動産によると、すでにホンダが入居したほか、賃貸フロアのうち9割以上で契約が決まった。低層階には飲食店が入る。