運行が始まった、東ゲートから西ゲートへ移動できるEVシャトルバス=1日午前、大阪市此花区の夢洲

 日本国際博覧会協会(万博協会)は1日、大阪・関西万博の東ゲートから西ゲートへ移動できる有料の電気自動車(EV)シャトルバスの運行を始めた。大阪メトロ中央線夢洲駅直結の東ゲートに来場者が集中しており、比較的余裕のある西ゲートに誘導する狙い。

 西ゲートと結ぶシャトルバスで最も本数が多いJR桜島駅(大阪市此花区)路線は始発を繰り上げ、さらに増便。6月末にも中央線コスモスクエア駅からのバス路線を新設している。

 協会の高科淳副事務総長は6月30日の記者会見で、来場者の西ゲートへの分散は依然として課題だとし「運用状況を見ながら引き続き手を打っていく」と話した。