損害保険大手の東京海上日動火災保険が10月に自動車保険料の再値上げに踏み切ることが1日、分かった。値上げは1月に続く今年2度目で、平均で約8・5%上げる。修理費単価の上昇などで、自動車保険の収支が悪化していることに対応する。
例年1月の改定時期を待たずに改定する。10月以降に保険に加入したり、期間満了で契約更新したりする顧客に適用する。具体的な改定率は補償内容や車種により異なる。
車両の性能向上に伴う部品価格の上昇や物価上昇に加え、多発する自然災害を受け、修理費の単価が上昇している。支払保険金が増え、東京海上は2024年度の自動車保険の収支が赤字となっていた。