記者会見するバンジャマン・ガルゾ氏=1日、東京都港区

 フランス政府で重要鉱物・金属の調達を担当するバンジャマン・ガルゾ氏は1日、東京都内で記者会見し、日本側と連携を拡大する具体策が「来年に多く現れると確信している」と期待を表明した。ガルゾ氏は2023年1月の着任以来、初めて来日。企業や政府関係者と協議を重ねた。

 ガルゾ氏は、フランス南西部での重レアアース(希土類)生産に日本の岩谷産業などが参画し、両国政府が支援する事業を一例として紹介。未発表の計画内容は明らかにしなかったが「われわれは他の事業領域でも(連携に)取り組んでおり、(当事者の)強い関心を感じている」と述べた。(共同)