ポルトガル・シントラで開かれたECBフォーラムの関連イベントで会話する日銀の植田和男総裁(左)と韓国銀行総裁=6月30日(ECB提供、共同)

 【シントラ共同】日銀の植田和男総裁が1日、ポルトガルの保養地シントラで開催された討論会で、冗談を言って主要中央銀行トップらの爆笑を誘う一幕があった。司会者から金融政策運営などに関して眠れない夜があるかと問われ「昨晩はよく眠れなかった。エスプレッソを飲んだからだ」と応じた。

 植田氏は、夕食会で隣に座った韓国銀行(中央銀行)の李昌ヨン総裁から「エスプレッソはコーヒーよりもカフェインが少ないと聞き、すぐに飲んだ」というエピソードを披露した。「不眠」の原因だとされた李氏は「カフェインの総量のことだ」と釈明した。

 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は手をたたいて爆笑した。