【テヘラン共同】イスラエルによる民間施設への不当な攻撃の記憶を残そうと、イランの首都テヘラン中心部の広場で、救急活動中に攻撃を受けて死亡したイラン赤新月社のスタッフ3人が乗っていた車両が展示されている。被害を受けた住宅の家具や公園の遊具なども設置された。
7月2日に展示を見に来た主婦マフノーズ・チェログチさん(70)は「亡くなった人たちには残された家族がいる。でもイスラエルにも亡くなった人がいる。戦争が終わっても悲しさは消えない」と目を潤ませた。
イラン赤新月社によると、6月13日に始まったイスラエルの攻撃では約950人が死亡し、うち140人が女性や子どもだった。