国土交通省が4日公表した2024年の河川の水質調査によると、全国160の1級河川のうち、岩手県の胆沢川や高知県の仁淀川など13道県の20河川が「最も良好」だった。熊本県の川辺川は19年連続。

 20河川は、生活排水などによる水の汚れを示す生物化学的酸素要求量(BOD)の年間平均値が「最も良好」と判定する条件を満たしていた。

 1級河川のうち、国が直接管理する区間の889地点を調べ、863地点(97%)がBODの環境基準を満たした。