中谷元・防衛相は4日、国内の主要な防衛産業関連企業経営者らとの意見交換会を防衛省内で開いた。2027年度までに取得する装備品などを示した防衛力整備計画に触れ「それ以降も、現在開発中の装備品の多くが量産段階に移行する見込みだ」と説明。装備輸出など各国との技術協力を巡り「官民一体となって貪欲に推進してほしい」と訴えた。
政府の防衛力強化方針について「予算を大幅に増額している」と強調。装備関連部品の安定的な供給体制を確保するよう要請した。
同時に「世界各国では先端技術を巡る覇権争いが激化している」と指摘。先端技術への積極的な投資も呼びかけた。