大相撲の新横綱大の里が6日、愛知県扶桑町の境川部屋へ出向き、名古屋場所(13日初日・IGアリーナ)前で初の出稽古に臨んだ。関脇霧島、幕内平戸海と続けて14番取って12勝2敗。内容面に不満を感じた様子で「もう少し精度を上げていく必要がある。修正したい」と課題を述べた。
立ち合いで当たってからの出足に鋭さを欠き、引いて呼び込む内容が目立った。名古屋入り後で初の関取との稽古を終え「上と下のバランスが良くなかった。反省の方が多い」と自己分析。基礎運動中心のこれまでに比べ、今後は実戦的な稽古で仕上げたいところだ。
ただ右を差せば安定感が光り、馬力もあった。