西日本豪雨から7年となり、愛媛県西予市で開かれた追悼行事で献花する市関係者ら=7日午前

 2018年の西日本豪雨で災害関連死を含め33人が亡くなった愛媛県で、集中的な被害が出てから7日で7年となった。県内の被災地では犠牲者を悼み、献花が行われた。防災強化を決意し、復興の進展も願った。

 ダムの緊急放流後に肱川が氾濫するなどし6人が亡くなった西予市では、管家一夫市長が黙とうし献花台に花を手向けた。記者団に「防災・減災に力を入れていく決意を新たにした」と語った。住民も献花。無職長本博史さん(78)は「一生忘れられない日。明るく笑顔のあるまちになってほしい」と期待を込めた。

 県内では、土砂崩れなどにより宇和島市で13人が犠牲となった。県名産のミカンの畑などにも甚大な被害が出た。