警視庁に押収されるバカラ台=6日未明、東京都港区

 東京都港区の雑居ビル一室で客にバカラ賭博をさせたとして、警視庁暴力団対策課は7日までに、賭博開帳図利容疑で賭博店責任者房安裕紀容疑者(51)=渋谷区=を、同ほう助容疑で同店従業員の男女7人を現行犯逮捕した。同課によると、2022年夏ごろの営業開始以降、5億円以上の売り上げがあったとみられる。

 房安容疑者の逮捕容疑は5日午後9時ごろ、港区西麻布のビルで客にバカラ賭博をさせ、手数料を徴収した疑い。

 同課は5日夜から6日未明に店を捜索。現金約640万円やバカラ台などを押収した。当時店内にいた30〜40代の男性客2人を賭博容疑で現行犯逮捕したが、既に釈放した。