陸上自衛隊霞ケ浦駐屯地(茨城県土浦市)は7日、部下4人にパワハラ行為をしたとして、関東補給処に所属する3等陸佐(54)を停職20日の懲戒処分にした。部下1人が体調不良になった。

 駐屯地によると、3佐は2023年3月〜24年6月ごろ、複数の部下に「おまえはばかか」などの暴言を伴う威圧的な指導で精神的苦痛を与えた。被害者の1人が防衛省のハラスメント相談窓口に相談し発覚した。「発言がハラスメントになる認識がなかった」と話しているという。

 関東補給処長の青木誠陸将は「隊員個人の特性に応じた指導を実施し、再発防止に努める」とコメントした。