【ソウル共同】韓国大統領府関係者は8日、長崎市の端島(軍艦島)などで構成する世界文化遺産を巡り、日本の取り組みを再点検すべきだとした韓国側の訴えを国連教育科学文化機関(ユネスコ)が退けたことに「遺憾」の意を表明した。その上で「日本は約束を忠実に履行すべきで、今後も委員会で問題提起していく」と明らかにした。
端島などは2015年に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として、世界文化遺産に登録された。韓国は朝鮮半島出身者の強制労働があったと反発。日本が歴史を説明する措置を取るとし、登録が実現した経緯がある。