8日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=146円近辺で取引された。
午後5時現在は前日比84銭円安ドル高の1ドル=146円03〜05銭。ユーロは1円22銭円安ユーロ高の1ユーロ=171円74〜78銭。円は対ユーロで昨年7月以来、約1年ぶりの円安水準となった。
トランプ米政権が日本などに新たな関税を課すと公表し、世界経済の不透明感が強まった。日銀の追加利上げが遠のくとの見方が広がったことなどから、円売りドル買いが優勢となった。
市場では「午後は新たな材料に乏しく、様子を見る投資家も多かった」(外為ブローカー)との声があった。