群馬県警本部

 群馬県警高崎北署は8日、同県高崎市に住む法人役員の60代女性が交流サイト(SNS)で知り合った人物から投資を勧められ、仮想通貨(暗号資産)など1億7千万円超をだまし取られたと発表した。ロマンス詐欺とみて捜査する。署によると、県内のSNS詐欺では過去最高額の被害。

 署によると、女性は昨年11月ごろ、SNSで日本人男性を名乗る人物と知り合い「電子金の取引で安定した利益を得ている」などと勧められ、19回にわたり仮想通貨約1億5千万円を購入。払戻金の名目で今年3月、現金約1800万円を指定の口座に振り込んだ。

 女性は、本人確認のためにお金が必要だと言われ不審に思い、被害に気づいた。