株式会社TOWING
株式会社TOWING(代表取締役CEO:西田 宏平、以下「TOWING」)は、2025年7月8日、住田町役場町民ホール(岩手県気仙郡住田町)において、岩手県における高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)※1」の普及に関する包括連携 開始式を実施したことを報告いたします。
1. 背景
 TOWINGは、2025年3月に以下の5団体と包括的連携にかかる協定を締結しました。TOWINGとして、自治体・企業・JAグループと共同での連携は国内初となります。本協定に基づき、TOWINGが岩手県気仙郡住田町に建設したTOWING岩手プラントで開発・製造する宙炭を活用し、岩手県内の農業における諸課題の解決、並びにみどりの食料システム戦略の現場実装をめざします。

・住田町
・有限会社気仙環境保全(気仙環境保全)
・大船渡市農業協同組合(JAおおふなと)
・全国農業協同組合連合会岩手県本部(JA全農いわて)
・岩手県信用農業協同組合連合会(JA岩手県信連)

ご参考:株式会社TOWINGは、住田町、気仙環境保全、岩手県内JAグループとともに、 岩手県における高機能バイオ炭“宙炭(そらたん)”の普及に関する 包括連携協定を締結(2025年5月12日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000081010.html

【概要】
- 住田町にある有限会社気仙環境保全が運営する鶏ふん炭製造施設は、製造量で国内トップクラスです

- TOWINGが住田町で生産される鶏ふん炭を「宙炭」の原料とすることで、養鶏業界全体の糞処理課題の解決や、畜ふん由来のバイオマスの地産地消、岩手県内における減化学肥料・有機農地転換・農地への炭素貯留によるに環境再生農業の普及に寄与します

- 震災後に陸前高田市からの移転企業を受け入れて以来、住田町にとって約14年ぶりの町外からの新規企業進出となることから、町民の雇用機会の創出や町の活性化にも大きな期待が寄せられています


【記念式典】
式典名: 岩手県における高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」の普及に関する包括連携 開始式
日時: 2025年7月8日(火) 15:00~15:40
参加者数:約40名(主催側含む)
会場: 住田町役場 町民ホール(岩手県気仙郡住田町世田米字川向88番地1)

式典時のテープカットの様子


写真左から
住田町の公式キャラクター「すみっこ」※2、JA岩手県信連 代表理事専務 工藤 孝志氏、JA全農いわて 副本部長 佐竹 雅之氏、JAおおふなと 代表理事組合長 猪股 岩夫氏、気仙環境保全 代表取締役 大和田 国弘氏、住田町長 神田 謙一氏、TOWING 代表取締役CEO 西田宏平

※1 宙炭(そらたん):
TOWING独自のバイオ炭前処理技術と微生物培養技術に、農研機構の技術を融合させた革新的な農業資材。土壌の健康を促進し、化学肥料の使用を削減、有機転換を促します。さらに、作物の品質と収量の向上により、農業者の経営効率にも寄与。農地への炭素固定を通じて温室効果ガスの削減にも貢献します。

※2 住田町公式キャラクター「すみっこ」:
住田町の公式キャラクター。森林・林業日本一のまちづくりを目指す住田町を応援する「炭のおばけ」です。TOWINGの主力製品である「宙炭」は地域のバイオマスを炭化させたバイオ炭を原料としているため、同じ「炭」としてその普及を応援するため、本式典へご参加くださいました。

2. 事業の意義と今後の展開
<本事業について>
私たちは最先端の技術や知見を、地域にフィットさせて、次世代の持続可能な農業システムを構築する為に、様々なプロジェクトを展開しています。カギになるのは、「炭」です。かつて炭焼きが盛んだったと言われている住田町に拠点を構え、岩手、東北で、世界でも見本になるようなプロジェクトを展開し、地域の持続可能性の向上にも貢献できればと考えています。

株式会社TOWING 代表取締役CEO 西田 宏平

<事業の意義と今後の展開>
TOWINGは、住田町、気仙環境保全、JAおおふなと、JA全農いわて、JA岩手県信連との包括連携を通じ、住田町で生産されている鶏ふん炭を原料とする宙炭を開発・販売し、岩手県全体の環境保全型農業の推進を目指します。
地元の鶏ふんを活用したバイオマスの地産地消モデルのみならず、宙炭として農地に施用することによって得られる炭素貯留効果をカーボンクレジット化し、農業の脱炭素にも貢献します。
将来的には、宙炭を利用して生産した環境貢献作物の販路構築まで見込んでいます。

株式会社TOWING 取締役COO 木村 俊介

住田町長 神田 謙一 様より

本町では、現在第7次農業基本計画を策定し、基本目標の一つに「畜産の振興と耕畜連携の構築」を掲げ、基本施策では「耕畜連携による資源循環型農業の取組」「高機能バイオ炭の活用・利用技術の確立」を掲げております。今後、その実現に向け関係団体の皆様と緊密に連携しながら、岩手の未来を見据えた取り組みを推進してまいります。

2025年4月に試験稼働を開始したTOWING岩手プラント

■株式会社TOWINGについて
サステナブルな次世代農業を起点とする超循環社会を実現する」をミッションに掲げる、2020年2月創業の名古屋大学発グリーン&アグリテックスタートアップです。地域の未利用バイオマスの炭化物にTOWINGが保有する土壌由来の微生物群を効率的に選別・培養する技術を用いて実現した農業資材である高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を開発・製造・販売および、関連する技術サービスの提供を行っています。同技術を活用して、宇宙開発利用加速化プログラム(スターダストプログラム)にも携わっており、月面農業を実現する研究開発も行っています。

農林水産省みどりの食料システム法基盤確立認定事業者であり、2024年 農林水産省中小企業イノベーション創出推進基金事業(SBIR、フェーズ3基金事業:技術実証等)にも採択されています。

<TOWING概要>

住所:〒464‐8601 愛知県名古屋市千種区不老町1番
国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学 インキュベーション施設

代表者:西田 宏平
事業内容:宙炭の製造・販売、導入支援、宙炭の利用量に応じたカーボンクレジットの代理取得・販売、宙炭を利用して生産した作物の販売
設立:2020年2月27日
URL:https://towing.co.jp/
d81010-52-565301169d2d7e6d47ccc343413ef490.pdf株式会社TOWING コーポレート部 広報チーム
以下のフォームよりお問い合わせください。
お問い合わせフォーム:https://forms.gle/K3KxyC4WAGPbqu7M9
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ