鳥取県南部町の参院選期日前投票で9日、立会人が遠隔地から投票を監視する「オンライン立ち会い」が行われた。県によると、国政選挙での実施は昨年10月の衆院選の期日前投票に続いて2度目。立会人2人のうち、1人がモニター越しにチェックした。
オンライン立ち会いは、立会人の負担軽減や住民の投票機会の確保が目的。公民館の敷地に設けられた投票所に1人を配置し、もう1人は約12キロ離れた町役場の会議室から見守った。
投票した主婦西村卒子さん(86)は「高齢者は免許を返納すると投票所に行くのが大変。近くで投票できるのはありがたい」と話した。